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リアルテックと3Com和解、21億元のライセンス料支払う


ニュース 電子 作成日:2008年7月14日_記事番号:T00008811

リアルテックと3Com和解、21億元のライセンス料支払う

 
 IC設計の瑞昱半導体(リアルテック・セミコンダクター)は、米国時間7月11日、米ネットワーク機器メーカー、3Comからイーサネットチップ技術の特許を侵害したとして訴えられた裁判で、ライセンス料7,000万米ドルを支払って和解すると発表した。瑞昱は昨年既に訴訟準備金として4,530万米ドルを計上しているが、多額のライセンス料の影響で、今年第2四半期は損失を計上する恐れが出てきた。14日付工商時報が報じた。

 瑞昱の陳進興副総経理は13日、3Comとライセンス契約を結んだ理由として、裁判を継続して陪審員から悪意ある侵害という判断を下された場合、賠償金は最悪で40億台湾元(約140億円)と巨額に上ってしまうことの恐れがあることを指摘。和解したほうが得策と判断した。

 瑞昱は、既に計上した4,530万米ドル以外に、2,470万米ドルあまりの新たな負担が必要となる。ただ、第1四半期に約5億7,600万元の黒字を記録しているため、上半期は最終的に黒字を維持しそうだ。