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《新型肺炎》台プラ、寧波工場は正常運転


ニュース 石油・化学 作成日:2020年2月5日_記事番号:T00088110

《新型肺炎》台プラ、寧波工場は正常運転

 中国・浙江省杭州市政府が4日、肺炎などの症状をもたらす新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市内への出入りを制限し、体温測定と身分証明書の提示を一律求めると通告した。これを受け台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、傘下の浙江省・寧波工場は杭州市とは別の都市にあり、依然正常に稼働していると説明した。5日付聯合報が報じた。

 台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の主管は杭州市の措置について、同市を経由して通勤する従業員や物流に影響があると指摘した。

 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)と台化は従来、春節(旧正月)明けに石化市場の在庫積み増し需要が拡大すると期待していたが、新型コロナウイルスによる中国企業の活動再開延期を受け、受注獲得が厳しい状況とみられる。台プラグループは現在のところ顧客からの発注キャンセルはなく、出荷時期が先延ばしになるにすぎないと強調した。