ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《新型肺炎》医療用マスクの原料供給、6月まで懸念なし


ニュース 医薬 作成日:2020年2月5日_記事番号:T00088111

《新型肺炎》医療用マスクの原料供給、6月まで懸念なし

 新型コロナウイルス感染拡大による医療用マスクの需要急増を受け、経済部は4日、政府の補助でマスクメーカーの生産能力を1カ月以内に現在の3倍に当たる1日1,000万枚まで拡大させるのに合わせ、原料となるポリプロピレン(PP)や不織布メーカーに協力や増産を要請しており、6月までの供給に懸念はないと説明した。5日付自由時報などが報じた。

 国防部は、大手マスクメーカー、華新医材(モテックス・ヘルスケア)の生産ラインに支援要員として後方部隊の軍人16人を派遣。同社では1日当たり3万枚の増産が可能となっている。

 明日6日からは、政府一括買い上げによるマスクの市場供給が、特約薬局での全民健康保険カード(健保カード)提示による実名制(本人確認)販売に切り替わり、購入可能枚数は1人当たり7日間で2枚に制限される。経済部は同日、供給不足で世界的に値上がりが起きる中、事実上の「配給制」への切り替えで価格が5台湾元(約18円)に抑えられ、確実な入手が可能になると強調した。

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)によると、現在の生産量は週1,120万枚で、1週間で560万人が2枚ずつ購入できる計算だ。