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《新型肺炎》台湾の新型肺炎感染者数、WHOが実際より多く記載


ニュース 政治 作成日:2020年2月5日_記事番号:T00088118

《新型肺炎》台湾の新型肺炎感染者数、WHOが実際より多く記載

 世界保健機関(WHO)が3日公表した新型コロナウイルスの状況報告書で、台湾での感染確認者を13人と実際の10人(当時)より多く記載していたことが明らかになり、台湾の中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は4日、WHOに抗議し、訂正を求めたと発表した。WHOは数字に誤植があったとして訂正版を公表した。5日付自由時報などが報じた。

 WHOは新型コロナウイルスの状況報告書で、台湾を中国の一部として中国の各省や特別行政区などと共に列挙している。イタリア当局が台湾からの旅客機の乗り入れを、中国・香港・マカオからの便とともに一括して禁止しているのもこれが原因とみられている。

 ジュネーブで3日から開かれているWHO執行委員会では、台湾と外交関係のあるパラグアイとエスワティニの代表が台湾のWHOへの関与を支持する発言を行ったが、この際に中国代表の李松・在国際連合ジュネーブ事務局中国常駐代表部副代表が発言を妨害し、台湾は中国の一部と改めて強調する一幕もあった。