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鴻海、デルの商用低価格ノート受注か


ニュース 電子 作成日:2008年7月14日_記事番号:T00008812

鴻海、デルの商用低価格ノート受注か


 14日付工商時報によると、パソコン関連部品サプライヤーの間で最近米デルが低価格ノート型パソコン(ノートPC)のビジネス向けモデルの生産を鴻海に委託したとの観測が出ている。ただし、鴻海の丁安祈スポークスパーソンはこれに対し「ノーコメント」と答えている。

 仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)に委託して生産するコンシューマ向け低価格ノート「Dell E」シリーズ(299米ドル~)を8月に発売するデルは、中央処理装置(CPU)にインテルの低消費電力プロセッサー「Atom」を採用したビジネス向け低価格ノートも開発しているとされる。観測によると発売は今年末か来年明けになる予定で、現在ソフト・ハードウエア両面で調整を続けているとみられる。
 
 最近華碩電脳(ASUS)のEee PCは日本の一般消費者市場で人気となっているのみならず、企業の間でも「シンクライアント(最小限の機能のみを搭載し、ほとんどの処理をサーバ側に集中させた端末)」としての採用が増えているという。このことから、低価格ノートが商用市場でも十分な潜在力を持つことがうかがえる。

 デルは、最近ノートPC市場に進出した鴻海に初めてノートPCの生産を委託した一線級PCブランドだ。同社からの新たな受注獲得で、鴻海は同領域での展開をさらに速めるとみられる。