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作成日：2008年7月15日_記事番号：T00008816
「民生問題ばかり強調」、馬総統がメディアに恨み節
馬英九総統は最近、海外メディアの取材に対し、中台関係の改善における成果を相次いで強調している。一方で、台湾メディアから経済政策での「無策」を批判されていることに強い不満を持っているようだ。
15日付蘋果日報によると、馬総統は先ごろの記者団との懇談会や13日に高雄市で行われた中小企業座談会で、「台湾の新聞は世界の新聞とは異なる。最近２カ月に海外メディアが最も関心を示したのは両岸（中台）直航だ」などと述べ、中台関係の改善をもっと評価してほしい心中を吐露した。
台湾メディアには経済政策で批判にさらされている馬総統だが、海外向けの政策宣伝には余念がない。先週独南ドイツ新聞の取材に応じたほか、14日には米ＣＮＮテレビのインタビューを受けた。
これについて、民進党の李俊毅立法委員は「馬総統は対中問題で台湾の経済問題を避けている。施政の無能から目をそらそうとしている」と手厳しく批判した。
