ニュース 運輸 作成日:2020年2月7日_記事番号:T00088162
新型コロナウイルス感染拡大により、海外との間で運航されるクルーズ客船の台湾の港での停泊が6日から禁止されたことを受け、港湾運営会社の台湾港務(TIPC)は、3月末までの発着や寄港112回が取り消された場合、延べ14万4,000人に影響が及ぶと指摘した。7日付中国時報などが報じた。
那覇港から明日にも基隆港に到着予定のクルーズ客船「スーパースター・アクエリアス」の入港は許可されることになった。船内で発熱などの症状が出ている乗客はいない。乗客の98%の1,709人を台湾人が占める(6日=中央社)
港ごとの内訳は、▽基隆港、100回・延べ13万1,000人▽高雄港、10回・1万1,000人▽花蓮港、2回・2,200人──。これに伴いTIPCは、今年通年のクルーズ客船と乗客の出入港の見通しを543回、延べ91万6,000人へと、従来の655回、106万人から下方修正した。
台湾はクルーズ客船市場でアジア2位。1隻当たり十数社の旅行会社がツアー商品を代理販売しており、今回の発着・寄港停止を受け、運航会社や旅行会社大手はいずれも打撃が見込まれる。鳳凰国際旅行社(フェニックス・ツアーズ・インターナショナル)は既に、2月末~3月初旬のクルーズ客船ツアーを取り消した。3月末の日程のツアーについては、運航会社に対応を確認している。
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