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《新型肺炎》「新型肺炎利用し独立画策」、中国が民進党批判


ニュース 政治 作成日:2020年2月7日_記事番号:T00088165

《新型肺炎》「新型肺炎利用し独立画策」、中国が民進党批判

 肺炎などの症状をもたらす新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、中国の反対により台湾が世界保健機関(WHO)の会合に参加できない問題への関心が高まっていることを受け、中国の国務院台湾事務弁公室(国台弁)は6日、「民進党は感染症流行を利用して国際的な地位向上を図ろうとしている」と批判する声明を発表した。7日付中国時報が報じた。

/date/2020/02/07/17china_2.jpg陸委会の邱垂正報道官は、中国は「感染拡大を利用しての独立画策」などといって、論点をずらさないでほしいと表明した(6日=中央社)

 国台弁は、台湾は2009~16年、1992年の共通認識(92共識)を基に「中華台北」名義でWHOの年次総会、世界保健総会(WHA)に出席していたが、その後政権を握った民進党が92共識を認めず、「一つの中国」の原則を否定する姿勢を見せており、台湾がWHAに参加するための政治的基礎は失われたと強調した。

 これに対し台湾の大陸委員会(陸委会)は、政治問題を人類の健康の安全より優先するべきではないと批判。中国の対応は、感染防止策に穴を空け、人類にとってリスクの増大につながると警告した。