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関中国民党副主席、「中台統一」発言を強く否定


ニュース 政治 作成日:2008年7月15日_記事番号:T00008818

関中国民党副主席、「中台統一」発言を強く否定

 
 関中国民党副主席は14日、今月8日に中国武漢で開かれたフォーラムで、「国民党の長期政権で両岸(中台)統一は自然に成就する」「今後の4年間、脱中国化や台湾独立思想の弱体化が重要な任務」と発言したという14日付自由時報の報道について、「絶対にそのような発言はしていない」と否定する声明文を発表した。

 関副主席は、「(報じられた発言の)内容は香港文匯報などの海外メディアの報道をつなぎ合わせたもので、『統一を切に願う』というのは国民党の立場とは異なる」と強調した。また、自由時報の報じた訪中スケジュールとその目的も完全に誤っており、7日午後には武漢を離れたため8日に同発言を行ったというのは完全な誤報としている。

 これに対し自由時報は15日付で、関副主席の発言を掲載した香港文匯報の報道(9日)は、中国共産党中央委員会の機関紙、「人民日報」のインターネット版「人民網」をはじめ多くの中国メディアが引用しており、中国共産党中央統一戦線工作部の公式ホームページまでもが転載していると反論している。

 馬英九総統は同日、南ドイツ新聞とのインタビューで、「台湾は民主国家であり、人民が中国との政治統一を望まないのであれば、いかなる政治家も(統一を)強制することはできない」と語っている。