ニュース 電子 作成日:2020年2月10日_記事番号:T00088182
新型コロナウイルスの感染拡大により、中国の多数の地域で春節(旧正月)連休後の企業活動再開が延期されたことを受け、中国の液晶パネルメーカーでは前工程に必要な溶剤やガスなどの化学材料の在庫不足で生産に影響が出ている。市場調査会社のIHSマークイットは、中国のパネルメーカーの2月の稼働率は30~40ポイント下落し、テレビ用パネル価格は5米ドル以上上昇すると予測した。台湾と韓国のパネルメーカーが値上げを主導している。10日付工商時報が報じた。
市場関係者によると、中国・湖北省武漢市にある京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)の第10.5世代工場が生産停止となった他、中電熊猫信息産業集団(CECパンダ)と咸陽彩虹光電科技(CHOT)などの生産にも影響が出ている。
この他、液晶パネル用偏光板やプリント基板(PCB)なども供給が逼迫(ひっぱく)している。バックライトモジュールの瑞儀光電(ラディアント・オプトエレクトロニクス)は南京工場、広州工場(広東省)の稼働が停止したため、呉江工場(江蘇省)で対応している。同業の中強光電(コアトロニック)も中国の多くの工場で生産に影響が出ている。
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