ニュース 石油・化学 作成日:2020年2月10日_記事番号:T00088183
新型コロナウイルス感染拡大により、中国の多数の地域で春節(旧正月)連休後の企業活動再開が延期されたことを受け、石化大手の台塑集団(台湾プラスチックグループ)、長春集団(CCPG)は既に一部製品を減産しているようだ。川下顧客から稼働再開を26日に延期するとの通知を受け取った石化メーカーもあり、顧客の稼働再開がさらに遅れれば、石化メーカーはさらなる減産を余儀なくされる見通しだ。10日付工商時報が報じた。
台プラグループは傘下の台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)が浙江省の寧波工場でポリプロピレン(PP)を15%減産、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)も▽高純度テレフタル酸(PTA)▽ポリスチレン(PS)▽ABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂)──を若干減産したようだ。台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は輸出がメインのため現時点では影響が出ていない。
長春集団は一部の生産ラインの稼働率を70~80%に引き下げたようだ。
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