ニュース 運輸 作成日:2020年2月10日_記事番号:T00088192
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、交通部は7日、▽北京(首都)▽上海(浦東・虹橋)▽アモイ▽成都──以外を結ぶ台湾・中国本土間の航空旅客路線の今日10日からの運航停止を命じた。停止期間は4月29日まで。10日付工商時報などが報じた。
中台間の海運旅客路線の全面停止の発表を受け、中国から取り急ぎ台湾へと戻る旅客が多く見られた(8日=中央社)
交通部航政司によると、中台航空路線は583便へと、従来の1,345便から半数以下に減便する見通しだ。内訳は▽上海浦東、320便▽上海虹橋、98便▽北京首都、76便▽アモイ、66便▽成都、23便──。
また、10日より新たに、中国本土・香港・マカオでトランジットし、台湾へ入境した全ての旅客に対しても、同地域に滞在歴がある旅客と同様に、自宅・滞在先からの14日間の外出制限「居家検疫」が求められる。中国本土については、2月6日以降(広東省は2日以降、浙江省温州市は3日以降)のトランジット・滞在歴も「居家検疫」が求められる。
海運旅客路線も停止
中台間の海運旅客路線は、台湾本島航路と離島航路「小三通」共に、10日より運航を全面停止した。再開時期について中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、状況により判断すると説明した。貨物航路についての制限は行わない。
交通部航港局によると、中台間の海運旅客路線は9路線あり、1週間当たり約386便が運航され、延べ3万人が利用していた。
中央流行疫情指揮センターは8日、広東省に感染症の1級流行地区情報を出し、武漢市を含む湖北省と同じレベルに引き上げた。1級流行地区に滞在歴があり症状が出ている場合、医療機関での隔離・検査が求められる。
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