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《新型肺炎》Q1スマホ世界生産台数、過去5年で最低へ


ニュース 電子 作成日:2020年2月11日_記事番号:T00088223

《新型肺炎》Q1スマホ世界生産台数、過去5年で最低へ

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は10日、第1四半期のスマートフォン世界生産台数は2億7,500万台と前年比12%減少し、過去5年で最低になるとの予測を示した。肺炎などの症状をもたらす新型コロナウイルス感染拡大により、中国のサプライチェーンで春節(旧正月、2020年は1月25日)連休後の稼働再開が延期されたことなどが理由だ。11日付工商時報が報じた。

 トレンドフォースは、2月のスマホ用部品の出荷が遅れる見通しだが、もともと第1四半期はスマホの非需要期である上、春節前に川下メーカーが一定の在庫を確保していたので、すぐにサプライチェーンが寸断されることはないと分析。また、スマホ需要は先延ばしになっても、なくなるわけではないので、今年通年の出荷台数見通しについてはそれほど悲観的でないとの見方を明らかにした。

 ブランド別の第1四半期の出荷台数予測と下方修正幅は▽サムスン電子、7,150万台(3%)▽アップル、4,100万台(10%)▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、4,250万台(15%)▽小米集団(シャオミ)、2,470万台(10%)▽OPPO広東移動通信、2,400万台(14%)▽維沃移動通信(vivo)、1,700万台(15%)──。