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《新型肺炎》自転車大手の中国工場、新型肺炎で全面再開できず


ニュース その他製造 作成日:2020年2月11日_記事番号:T00088229

《新型肺炎》自転車大手の中国工場、新型肺炎で全面再開できず

 自転車製造最大手の巨大機械工業(ジャイアント・マニュファクチャリング)と美利達工業(メリダ・インダストリー)、および自転車用チェーン大手の桂盟国際(KMC)の中国工場は10日の全面的な稼働再開が実現できなかった。11日付工商時報が報じた。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、中国で封鎖または半封鎖措置を講じる都市が相次ぐ中、春節(旧正月)連休後の操業再開を予定し、当局に申請を行っていたが、封鎖エリア内に位置する工場があり、中国の当局による審査のスピードも地域ごとに異なるためだ。

 証券会社によると、中国における台湾自転車産業の集積地は、江蘇省、浙江省、広東省に集中しており、これら地域では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、厳しい封鎖措置が取られている。外部から戻った従業員に対し14日間の自宅隔離が義務付けられる、自転車の部品を封鎖エリアから搬出できないなどの問題があるため、各社は2月の出荷台数、売上高に影響を受けそうだ。