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《新型肺炎》遠東新世紀の中国受注、ベトナム・米国・台湾で対応


ニュース 石油・化学 作成日:2020年2月12日_記事番号:T00088234

《新型肺炎》遠東新世紀の中国受注、ベトナム・米国・台湾で対応

 化学繊維大手、遠東新世紀(ファーイースタン・ニューセンチュリー)は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、1月下旬から中国工場の主要製品であるペットボトル用ポリエチレンテレフタレート(PET)、工業用繊維・フィルムなどの受注は、ベトナム、米国、台湾の工場に生産を振り向けて対応している。このため、第1四半期の業績への影響は抑えられるとの見方を示した。12日付工商時報が報じた。

 同社のベトナム、米国、台湾の工場の関連ラインは最近、設備稼働率が10%以上上昇したようだ。

 遠東新世紀によると、中国工場は自動化比率が高いため生産自体には問題がないが、都市の封鎖や半封鎖措置による物流停滞で一部製品は顧客に納品できない状況だ。

 遠東新世紀の1月連結売上高は174億6,600万台湾元(約640億円)で前年同月比18.59%減少した。同社は、春節(旧正月)連休による営業日減が主因と説明した。