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《新型肺炎》非台湾籍子女の入境禁止、容認方針を撤回


ニュース 社会 作成日:2020年2月13日_記事番号:T00088270

《新型肺炎》非台湾籍子女の入境禁止、容認方針を撤回

 新型コロナウイルスによる肺炎を受けた入境規制問題で、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は12日、中国人と台湾人の間に生まれ、中国国籍を選択した子女について、入境を拒否すると表明した。13日付蘋果日報が伝えた。

/date/2020/02/13/19china_2.jpg陳部長。2日で4度も方針が変更された(12日=中央社)

 大陸委員会(陸委会)は前日、いったんは中国国籍を選択した子女の入境を人道的見地から認める方針を打ち出したが、批判が相次いだことから、政府・与党が緊急会合で撤回を決めた。

 陳時中・衛生福利部(衛福部)長は「中国人配偶者の子女は当初国籍を選択することができた。台湾籍を選択しなかったのであれば、自分のことは自分ですべきだ」と述べた。

 内政部によると、昨年末時点で台湾人の中国人配偶者は34万9,000人おり、台湾の国籍法は「父母のいずれかが中華民国国民であれば、子女は台湾籍を選択できる」と定めている。中国人配偶者の子女のうち海外に住んでいるのは約2,000人で、うち1,000人は台湾籍を持たないという。