ニュース 機械 作成日:2020年2月14日_記事番号:T00088282
新型コロナウイルスによる肺炎拡大について、工作機械大手、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)の朱志洋総裁は、「SARSの経験からみて、流行が解消すれば、市場は回復する」とした上で、今回の肺炎が大流行を引き起こさない限り、新機種で中国以外の市場を拡大し、中国市場の衰退をカバーできるとの見方を示した。14日付工商時報が伝えた。
同社は中国の▽浙江省杭州市▽河南省鄭州市▽江蘇省南京市▽吉林省長春市──に工場を置いているが、主に中国の内需市場向けに生産を行っており、台湾からの輸出にも影響はないという。また、中国工場が週明け17日に操業を再開できれば、部品供給や出荷にも影響はない見通しだ。
また、ドイツのMAG、HESSAPP、ベーリンガー、イタリアのジョブズ、シグマからの技術移転を足掛かりに台湾でライセンス生産を行う他、各社を通じ、欧米の自動車、航空宇宙、金型メーカーなどに工作機械を売り込むことで、今年は工作機械事業全体で前年比6%の成長を見込む。
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