ニュース 石油・化学 作成日:2008年7月15日_記事番号:T00008830
長春集団(CCPG)の麦寮工場(雲林県麦寮郷)の第3次工場設備変更計画に関する環境差異分析報告の審査が14日に行われ、同社はグループ企業の大連化学工業と台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(六軽)で排出される二酸化炭素を回収し、アセトアルデヒドと酢酸を生産する計画を示した。二酸化炭素を原料とした増産計画を推進するのは台湾で初の試みとなる。15日付経済日報が伝えた。
同工場にはグループ企業の大連化学工業、長春人造繊維、長春石油化学の3社が進出している。
長春集団の構想は環境評価委員から「独創的な方法だ」と高い評価を得た。二酸化炭素を原料に
使うには一定の濃度が必要で、同社は二酸化炭素を排出する3工場から専用のパイプを敷設して、回収を行う必要がある。環境評価委員は二酸化炭素の回収方法や計量方法について、同社にさらに詳細な説明を求めた。
同社では将来的に麦寮工場で、酢酸年60万トン、アセトアルデヒド年20万トンの生産が可能で、二酸化炭素の年間需要量は14万7,000トンに達すると試算している。大連化工の二酸化炭素排出量は8万トン余りで、残りは台塑集団のプラントから調達する意向だ。
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