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《新型肺炎》中華航空、休職・私用休暇を奨励


ニュース 運輸 作成日:2020年2月15日_記事番号:T00088305

《新型肺炎》中華航空、休職・私用休暇を奨励

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、航空最大手、中華航空(チャイナエアライン)は14日、従業員の休職(給与支給なし)や私用休暇の申請条件を緩和し、労働力を調整すると発表した。期限は6月末まで。人事評価や各種ボーナス(奨金)には影響しない。15日付工商時報が報じた。

 同社は、私用休暇や休職の取得は強制でなく、いわゆる「無給休暇」(景気を理由とした労働時間削減、実際には有給を含む)でもないと強調した。

 同社は、日本線が売上高の約25%を占め、中国(香港・マカオを含む)線の22%より高い。同社の幹部は、春節(旧正月)後のオフシーズンも日本線はビジネス客に支えられ、これまでの搭乗率は65%でまずまずだったと話した。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、台湾政府が14日、日本の海外旅行感染症情報を3段階の一番下のレベル1(注意)としたことで、訪日団体ツアー客が半減するとも予想されている。