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《新型肺炎》新型肺炎の1級流行地区指定、中国4省に拡大


ニュース 社会 作成日:2020年2月15日_記事番号:T00088312

《新型肺炎》新型肺炎の1級流行地区指定、中国4省に拡大

 台湾の中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、15日付で中国河南省、浙江省に感染症の1級流行地区情報を出し、武漢市を含む湖北省、広東省と合わせて4省に拡大した。同地区に滞在歴があり台湾入境時に症状が出ている場合、医療機関の検査で陰性が2回出るまでの隔離が求められる。15日付自由時報などが報じた。

 中国本土のその他の省・直轄市・自治区、香港・マカオには2級流行地区情報が出ている。滞在歴があり症状が出ている場合、医療機関での検体採取後、14日間の自宅からの外出制限「居家検疫」が求められる。

 なお、症状が出ていない場合でも、中国本土・香港・マカオに滞在歴がある場合は「居家検疫」の対象。過去14日以内に滞在歴のある外国人(居留証取得者を除く)の台湾入境は禁じられている。

日本に感染症情報「注意」

 同センターはまた、日本に新型コロナウイルスの海外旅行感染症情報レベル1(注意、3段階の一番下)を出した。市中感染の可能性があるとし、感染予防対策を呼び掛けた。現在、中国本土・香港・マカオにレベル3(警告)、シンガポールにレベル2(警戒)、タイにレベル1が出ている。

 この他、中国政策を担当する大陸委員会(陸委会)は、中国本土全域に渡航警戒レベルの4段階で最も高いレベル4(渡航中止)、香港とマカオにはレベル3(警告、不要不急の渡航は中止)を出している。