ニュース 電子 作成日:2020年2月17日_記事番号:T00088328
半導体商社の文曄科技(WTマイクロエレクトロニクス)は、同業大手、大聯大投資控股(WPGホールディングス)からの株式公開買い付け(TOB)に対抗し、ブックビルディング(需要積み上げ)方式で増資を行い、WPGの持ち株(比率29.9%)の希薄化を狙う構えだ。17日付経済日報が伝えた。
WTは1億7,000万株を上限に新株を発行し、株式総数を7億6,100万株へと現在より28.8%増やす。また、金融監督管理委員会(金管会)の丁克華元主任委員を独立董事(社外取締役)に迎えるようだ。
ブックビルディング方式による増資は、既存株主保護の立場から株主総会での決議が必要となるが、WTは3月27日に開く定時株主総会に向け、株主の名義書き換えができない株主名簿閉鎖期間に入っており、WPGは反対票を投じることができない。増資を引き受けた企業は、WTと戦略提携する形となる。
WTは「増資は長期的な戦略的投資家を迎え、事業規模を拡大することが目的だ」と説明した。一方、WPGの袁興文財務長は「増資の詳細は不明でコメントできない」と話した。
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