遠東集団（ファーイースタン・グループ）傘下の百貨店・ショッピングセンター（ＳＣ）各社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で飲食店の売上高が減少する中、高級品ブランドの誘致を強化する。17日付工商時報が報じた。
遠東そごう百貨の汪郭鼎松総経理は、４月に台北復興館１～２階にグッチの２フロア店をオープンすると明らかにした。台北復興館は昨年の売上高136億台湾元（約500億円）の４割を▽エルメス▽シャネル▽ルイ・ヴィトン▽カルティエ──の４ブランドが占めた。
台中大遠百（トップシティー）、遠百信義Ａ13（台北市信義区）にはスイスの高級時計ブランドのオーデマピゲ、オメガなどが入居する予定だ。
業界関係者によると、百貨店・ＳＣ各社の飲食関連の売上高比率は過去10年で平均20％前後、一部大型店では30～40％に高まっていた。
