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自動車販売不振、ハイシーズンも販促活動なし


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年7月15日_記事番号:T00008833

自動車販売不振、ハイシーズンも販促活動なし


 域内自動車市場では毎年、大きな買い物を控える習慣のある「鬼月」の旧暦7月(8月1日から)直前に販売台数が増え、販売業者ではこの時期の販促キャンペーン実施が慣例となっている。しかし今年は自動車市場の冷え込みが深刻で、各業者は無駄な経費支出を避けるため、キャンペーン活動を行わない考えだ。15日付工商時報が報じた。

 和泰汽車、中華汽車工業、裕隆日産汽車などでは当初、「鬼月」を控えた7月は売り上げが回復すると予測していた。しかし7月上旬の新車登録台数は前年同期比27.1%減少しており、歯止めが掛からない原油価格上昇によって、自動車の購入予定者が逃げ出してしまった感がある。

 匯豊汽車の李栄華総経理によると、同社のショールームには以前1日に少なくとも3組の来客があったが、最近では1組にまで落ち込んでおり、以前の「鬼月」前のような活気は望むべくもないという。

 またある業者は、利息0%、頭金引き下げなどの販促活動が常態化してしまった結果、市場が低迷する中でさらなる優待措置は打ち出せず、7月のキャンペーン中止を決めたと指摘している。