ニュース 運輸 作成日:2020年2月17日_記事番号:T00088331
高雄港に4日に寄港後、日本の那覇を含む各国・地域の港で入港を拒否され、カンボジアへの入港が認められたクルーズ船「ウエステルダム」に乗船していた米国人女性から下船後の15日、新型コロナウイルス感染が確認されたことについて、台湾の中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は16日、高雄寄港時は中国などに渡航歴がある乗客の下船を認めておらず、乗客と濃厚接触があったタクシー運転手や港湾関係者など215人を把握しており、経過を観察していると説明した。中央社電などが伝えた。
4日、高雄港7号埠頭(ふとう)に停泊したウエステルダム号。高雄市政府交通局は16日、乗客と接触したタクシーやバスの運転手44人に症状は出ていないと説明した(中央社)
荘人祥・監測応変官(衛生福利部疾病管制署=CDC副署長)は、高雄港で下船した乗客はツアーに参加せず、周辺を散策したり、一部はタクシーで高雄市立美術館、台南市の安平古堡(ゼーランディア城)、奇美博物館などを訪れたと語った。
ウエステルダム号に乗船していた1,458人のうち台湾人は2人で、下船後1人は米国に行き、1人は16日に台湾に戻るが、機内では前後左右の座席を空席とし、帰台後は感染確認のため検体を採取し、14日間の外出制限「居家隔離」を求めると説明した。
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