自動車向けワイヤハーネスなどを手掛ける貿聯控股（ビズリンク・ホールディング）は17日、シンガポールのコネクターメーカー、スピーディー・インダストリアル・サプライズの100％株式を6,500万シンガポールドル（約51億円）で取得すると発表した。東南アジアに生産・営業拠点を置くことが主な目的で、今月末までに契約を締結する予定だ。18日付経済日報が報じた。
ビズリンクは中国の福建省アモイ市、広東省深圳市、江蘇省常州市と昆山市に生産拠点を設置しており、主に自動車向けワイヤハーネスを生産している。米中貿易戦争をきっかけに東南アジア、メキシコへの一部生産移転を計画していた。
スピーディー社は、コネクターの他、プリント基板（ＰＣＢ）の組み立てや板金加工、システムインテグレーション（ＳＩ）などの業務も手掛けており、産業向け電子機器受託生産サービス（ＥＭＳ）ソリューションの提供が可能な生産能力を備える。
