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《新型肺炎》アップル「売上高達成不可」、現時点での発注削減見られず


ニュース 電子 作成日:2020年2月19日_記事番号:T00088386

《新型肺炎》アップル「売上高達成不可」、現時点での発注削減見られず

 米アップルは18日、1月末時点で発表した1~3月期の売上高予想630億~670億米ドルを「達成できない見込み」と発表した。新型コロナウイルス感染拡大を受け、中国での関連工場の操業再開が予想より遅れているためだ。ただ、業界関係者は、アップルが発注を削減する動きはまだ見られないと指摘した。19日付工商時報が報じた。

 業界関係者は、アップルが今年は半導体市場が供給不足に陥るとみて、現在発注をカットすれば需要期の下半期に十分な量を確保できないと懸念している他、新型コロナウイルスによる影響が解消されれば需要が急速に回復すると判断していると分析した。

 アップルは、1~3月期にスマートフォンの廉価版新機種「iPhoneSE2」の発売を計画しているとされる。このため、台湾積体電路製造(TSMC)の7ナノメートル製造プロセスを採用するプロセッサー「A13」やその他関連チップの生産は通常通りで、日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)へのシステム・イン・パッケージ(SiP)の発注にも変化はないという。