ニュース 電子 作成日:2020年2月19日_記事番号:T00088389
19日付経済日報によると、中国のタッチパネル最大手、欧菲光集団(Oフィルムグループ)の従業員に新型コロナウイルスへの感染が確認され、生産ラインが全面的に停止した。再稼働は早くて24日との観測が出ている。業界関係者は、台湾同業の業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)や宸鴻科技集団(TPKホールディング)に発注先が切り替えられる可能性があると予想している。
Oフィルムが本社を置く、江西省南昌市では既に感染拡大防止のため半封鎖措置が取られている。こうした中、感染者が出たことで、その他従業員には自主的な自宅隔離の措置が取られ、外部から人材を補充することもできないため、生産ライン停止に至ったと伝えられている。
Oフィルムは主に、アップルのタブレット端末「iPad」向けにタッチパネルを供給している。稼働停止が事実とすれば、アップルはGISとTPKへの発注比率を引き上げると予想される。
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