ニュース 商業・サービス 作成日:2020年2月20日_記事番号:T00088398
飲食店の宅配代行サービス(フードデリバリーサービス)最大手、foodpanda(フードパンダ)は19日、量販店やコンビニエンスストアなどの生鮮食品や日用品などを宅配するサービス「熊猫商城(パンダマート)」を正式に開始した。プレサービス期間中の春節(旧正月、2020年は1月25日)連休には、新型コロナウイルス感染拡大で消費者が外出・外食を控え、注文が倍増しており、今後「巣ごもり商機」が拡大しそうだ。20日付経済日報が報じた。
パンダマートは昨年11月にプレサービスを開始した。現在、量販店のカルフール(家楽福)、愛買(aマート)、コンビニのOK超商(OKマート)、萊爾富(ハイライフ)、ドラッグストアなど計約2,000店と提携しており、これらの店舗が取り扱う▽生鮮食品▽日用雑貨▽コスメ▽3C(コンピューター、通信、家電)製品▽ペット用品──など1,000種類以上の商品を宅配している。
カルフールは37店、全店舗の約6割で導入した。対象商品は約900種類。愛買は台北市、新北市、桃園市、台南市の6店舗で導入した。約1,300種類の商品が対象だ。
コンビニの提携店舗数は1,000店以上。OKマートは昨年11月、ハイライフは今年の春節前にサービスを導入した。ハイライフの対象店舗は6直轄市の約100店で、これら店舗の売り上げはサービス導入後2週間で10%以上増えた。
フードパンダによると、パンダマートの注文は金曜と土曜の、午前11~12時、午後4~5時の時間帯が多い。牛肉、果物、菓子類が人気だ。富胖達(フードパンダ台湾)の方俊強董事長は、多くの消費者が自宅で料理する前や料理している最中に、パンダマートで商品を選ぶと指摘した。
ウーバー、高級品メインに
同業大手のUber Eats(ウーバーイーツ)も、実店舗と提携した商品宅配サービスを強化している。遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の高級スーパーマーケット「シティースーパー」、全家便利商店(台湾ファミリーマート)などと提携しており、高価格帯の生鮮食品や日用品がメインだ。
一方、小売業者はこうした外部のデリバリーサービスとの提携の他にも、実店舗とインターネットサービスを組み合わせた新サービスに注力している。スーパーマーケット最大手の全聯福利中心(PXマート)はアプリで商品を事前購入し、店舗で何度かに分けて受け取ることができるサービスを提供している。
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