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《新型肺炎》鴻海の鄭州工場、従業員1万人が復帰か


ニュース 電子 作成日:2020年2月20日_記事番号:T00088408

《新型肺炎》鴻海の鄭州工場、従業員1万人が復帰か

 20日付経済日報などによると、鴻海科技集団(フォックスコン)の中国・河南省鄭州工場では、新型コロナウイルス対策のため延長されていた春節(旧正月)連休後の従業員復帰が1万人に達したとされる。消息筋は、同社は工区別に分離する対策を採ったため、中国メディアが警備員の話として伝えた「稼働再開後4日たっても1,000人に満たない」との報道は誤解に基づいており、全体の数字を反映していないと指摘した。

 鴻海は、特定の工場の状況についてはコメントしない方針と説明した。同工場はアップルのスマートフォン「iPhone」の主力生産拠点とされる。

 証券会社は、同社の中国工場の全面的な稼働再開は早くても3月初旬となり、第1四半期の売上高は前期比約45%減少すると予測した。アップル製品の生産拠点の▽鄭州▽成都(四川省)▽深圳(広東省)▽太原(山西省)▽上海──工場などで10日以降順次稼働を再開しているが、2月末での再開率は30~40%にとどまるようだ。同社は中国の生産能力が全体の75%を占める。

 証券会社は、第2四半期は回復が見られ、売上高は前期比13%以上増加すると予測した。