ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

サムスンの11世代工場、台湾勢へのリード拡大か


ニュース 電子 作成日:2008年7月15日_記事番号:T00008842

サムスンの11世代工場、台湾勢へのリード拡大か

 
 韓国メディアの報道を基に15日付経済日報が報じたところによると、液晶パネル世界最大手のサムスン電子が第11世代のパネル工場設置を計画しているもようだ。同時にサムスンはソニーとの合弁会社、S-LCDに18億米ドルを追加投資して8世代工場1基を設置し、生産能力拡充を進める計画とみられ、台湾のライバルメーカーとの差をさらに広げたい考えとみられる。
T000088421

 
 韓国メディアの報道によると、サムスンはこれまでに計画していた10世代工場の設置計画を取り止め、11世代の設置に切り替えたようだ。現在計画されているパネル工場のうち、投入するガラス基板が世界最大なのはシャープ10世代工場(2,880×3,130mm、2010年量産開始予定)だが、サムスンの11世代工場はガラス基板の面積がさらに10~20%拡大するとみられ、1枚のガラス基板から8枚の70インチ型テレビパネルが生産できるという。これにより世界のテレビ市場は、4、5年後には65~70インチの大画面時代に突入することになる。

 サムスンは豊富な資金を生かしてオフシーズンながら生産能力の大幅な拡充を進めており、友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)の8世代工場が来年に量産開始となるころには、サムスンは4基目の8世代工場設置を進めていることになる。