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友達のQ3減産幅、5%以上に


ニュース 電子 作成日:2008年7月15日_記事番号:T00008843

友達のQ3減産幅、5%以上に


 液晶パネル最大手の友達光電(AUO)は、大口顧客が7月の出荷量を10~15%引き下げる影響で、第3四半期の生産能力利用率を最低5%引き下げるもようだ。目下模様眺め状態の奇美電子(CMO)も、友達がいったん減産を表明すれば、追随する可能性もある。大手メーカーの減産が続けば、パネル価格の安定につながり、利益向上に役立つとみられる。15日付経済日報が報じた。

 モルガン・スタンレーの王安亜アナリストによると、友達の第2四半期の稼働率は95~100%に達していた。しかし7月の需要が予想よりも弱いことから、既に稼働率の引き下げを開始しており、第3四半期の稼働率は90%まで低下することになるという。

 王アナリストは、友達が経済環境の全体的な悪化が続くという判断の下、来年の資本支出削減を検討しているとみており、来年量産開始を予定している第8.5世代工場のスケジュールを延期して、在庫増加を避ける可能性もあるとしている。

 またソニーは最近、52インチ型液晶テレビの販売不振から、52型および46型を生産する米ペンシルバニア州液晶テレビ工場で、稼働生産ラインを9本から2本にまで減らしており、同社を大口顧客とする友達と奇美電にも影響が及ぶとみられる。