ニュース その他分野 作成日:2020年2月21日_記事番号:T00088437
経済部統計処が20日発表した1月の輸出受注総額は353億1,000万米ドルで、前年同月比12.8%減少した。2013年3月以来で最大の減少幅だった。統計処は、減少の主因は今年は1月が春節(旧正月、20年は1月25日)連休に当たり営業日数が前年に比べ少なかったためで、新型コロナウイルス感染拡大の影響は一部にとどまったと分析した。21日付経済日報などが報じた。
主要製品別に見ると、半導体など電子製品の輸出受注額は103億米ドルで前年同月比1.3%減少した。消費者向け電子製品の非需要期に入り、電子部品などの受注が減少した一方、第5世代移動通信(5G)インフラ向けの需要増で▽ファウンドリー▽パッケージング・テスティング(封止・検査)▽プリント基板(PCB)──などの受注は増えたため、減少幅は小さかった。
情報通信製品は97億米ドルで前年同月比17%減、液晶パネルなど光学器材は15億4,000万米ドルで18.8%減少した。
機械は15億1,000万米ドルで前年同月比13.9%減だった。
主要国・地域別では、▽中国・香港、87億1,000万米ドル(前年同月比11.1%減)▽米国、98億9,000万米ドル(11.5%減)▽欧州、74億4,000万米ドル(13.8%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、31億9,000万米ドル(12.6%減)▽日本、19億2,000万米ドル(15.4%減)──と、軒並み減少した。
感染拡大の影響、2月に本格化
統計処は、感染拡大の影響が2月の輸出受注総額を30億~35億米ドル押し下げると予測した。2月の受注にマイナスの影響があると回答したメーカーの割合は、▽光学製品、75%▽プラスチック・ゴム製品、71.4%▽機械、71.4%▽情報通信製品、68.8%▽ベースメタル、66.7%──の順だった。
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