ニュース 社会 作成日:2020年2月21日_記事番号:T00088447
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は20日、新型コロナウイルス感染による台湾初の死者となったいわゆる白タクの運転手の60代男性の感染元を、客として乗車した浙江省から帰台した台商(海外で事業展開する台湾系企業)関係者に特定したと発表した。これにより台湾内での感染経路が判明していないのは、北部居住の60代女性と女性から感染した2人の計3人となった。21日付聯合報などが報じた。
国家衛生研究院(国衛院)のワクチン開発状況を視察した蔡英文総統(右2)。国衛院の司徒恵康副院長(左2)は、免疫反応の異なる4種類の開発を並行して進めていると明かした(20日=中央社)
浙江省から帰台した台商関係者は既にウイルスが検出されなくなっており、抗体検査により判明した。抗体検査での感染判明のため、新たな感染者には数えない。
「市中感染は不合致」
米疾病対策センター(CDC)が現地時間19日、台湾での市中感染(community spread)を認定したことについて、中央流行疫情指揮センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は、白タク運転手の感染元が判明したため「市中伝播(でんぱ)」の条件には当たらないとして、米国側に書面で説明する考えを示した。蔡英文総統は、市中での散発的な感染例にとどまっているとの見方を示した。
台湾では21日までに26人の感染が確認され、うち1人が死亡している。
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