ニュース 医薬 作成日:2020年2月24日_記事番号:T00088462
中央研究院(中研院)は21日、中研院化学研究所の陳栄傑副研究員ら7人で構成する研究チームが、新型コロナウイルスによる肺炎への有効性が指摘されている「レムデシビル」の合成に2週間の短期間で成功したと発表した。22日付経済日報が伝えた。
陳副研究員(中)。20~30歳の若きチームメンバーと共に合成に取り組んだ(21日=中央社)
陳副研究員らのチームは、2月6日にレムデシビルの合成に向けた研究開始を指示されていた。研究チームは原料の物質が品薄で入手困難となっていることから、ゼロから20段階の合成プロセスを経て、純度97%のレムデシビルを合成することに成功した。
レムデシビルは今後、台湾でジェネリック医薬品(後発医薬品)として生産されることも見込まれる。ただ、現時点では米国での臨床試験が完了していない他、米製薬会社からライセンスを取得しなければ、大量生産はできない。
中研院の廖俊智院長は「今回の成果は薬物合成作業を引き受ける能力が中研院にあることを示すものだ。事態に備えるだけで実際に動員することがないことを願っている」と話した。
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