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《新型肺炎》部品・材料不足の懸念、ベトナム進出の台商も


ニュース その他製造 作成日:2020年2月24日_記事番号:T00088468

《新型肺炎》部品・材料不足の懸念、ベトナム進出の台商も

 新型コロナウイルスの感染拡大により中国の工場の春節(旧正月)連休後の稼働再開が遅れる中、ベトナムに進出する台商(海外で事業展開する台湾系企業)も部品・材料不足となる懸念が生じている。24日付経済日報が報じた。

 越南台湾商会聯合総会(CTCVM)の沈憲煜総会長によると、部品・材料不足の懸念がある台商のうち、マレーシアやタイなどから代替製品の供給を確保できたのは4割で、新型コロナウイルスの感染拡大が続けば残り6割は部品・材料を確保できなくなる恐れがある。

 業界別では、ハノイ市に進出するハイテクメーカーは第2四半期にも部品・材料不足となる恐れがある。また、中国から原材料を輸入する従来型製造業者も中長期的には原材料不足になり得ると懸念されている。

 この他、中国の多くの省市で感染拡大防止のための封鎖、半封鎖措置が取られた影響で、中国人幹部がベトナムに戻れていない台商もある。製靴大手の▽宝成国際集団(PCG)▽鈺斉国際(ファルジェント・サン)▽豊泰企業──などは台湾人、ベトナム人幹部を配置して対応している。