ニュース 医薬 作成日:2020年2月25日_記事番号:T00088489
米バイオ製薬大手が開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」が新型コロナウイルスによる肺炎に有効な治療薬として候補に挙がる中、台湾の国家衛生研究院(国衛院)は24日、レムデシビルの「グラム級」の合成に成功したことを明らかにした。25日付自由時報が伝えた。
国衛院バイオテクノロジー・薬物研究所の陳炯東所長は「キログラム級の合成ができないと、量産はできないが、その方向で努力している。レムデシビルは現時点で実験薬であり、量産できるかどうかは衛生福利部(衛福部)の計画や政策決定次第だ」と説明した。
レムデシビルは現在臨床試験段階で、各国・地域は後発医薬品としての生産を目指し、合成の取り組みを進めている。中央研究院(中研院)も20日、レムデシビルの100ミリグラム級の合成を純度97%で成功したと発表している。
国衛院はレムデシビルの合成に取り組む実験室の生産能力を1,000倍に拡大していく意向を示した。今後は民間の医薬品メーカーと協力し、キログラム級の生産を目指す。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722