ニュース 医薬 作成日:2020年2月25日_記事番号:T00088491
聯亜生技開発(UBIアジア)の王長怡董事長は24日、新型コロナウイルスの感染検査に用いる血液中の抗体検査試薬と、同ウイルスのワクチン開発に着手していると明らかにした。近日中に抗体検査試薬のプロトタイプを政府の防疫目的用に提供できる見通しだ。25日付工商時報などが報じた。
王董事長は、遺伝子増幅によるポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法に比べ、同社の抗体検査試薬は感度が高く、大量のサンプルを検査可能というメリットがあると説明した。
ワクチンについては、新型コロナウイルスのスパイク糖タンパク質の受容体結合ドメインの構造に基づいて人工的に合成したペプチドを用いており、安全性に優れると説明した。現在、動物試験の実施中で、3月半ばにもワクチン免疫後の血清を取得し、有効性を確かめる中和試験を行う。時機を見て第1、2相臨床試験の実施を申請する予定だ。
王董事長はまた、抗体検査試薬とワクチンの販売認可が取得できれば、新竹生物医学園区(新竹県竹北市)の工場で台湾、および中国以外の海外市場向けに、中国の揚州工場(江蘇省)で中国向けに生産を行う計画と明らかにした。
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