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1月工業生産指数、春節影響で前年割れ【図】


ニュース その他製造 作成日:2020年2月25日_記事番号:T00088503

1月工業生産指数、春節影響で前年割れ【図】

 経済部統計処が24日発表した1月の工業生産指数は105.58ポイントで、前月比10.1%下落、前年同月比1.51%下落した。春節(旧正月、2020年は1月25日)連休による営業日数の減少が影響し、3カ月ぶりの前年割れだった。25日付工商時報が報じた。

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 工業生産指数の9割以上を占める製造業生産指数は106.67ポイントで前月比10.45%下落、前年同月比1.28%下落した。

 電子部品業は121.82ポイントで、前年同月比17.73%上昇と、上昇幅が過去2年10カ月で最高だった。第5世代移動通信(5G)や高性能計算(HPC)関連の需要が旺盛だったこと、前年同月は台湾積体電路製造(TSMC)での化学材料の品質不良問題による大量のシリコンウエハー廃棄の影響で、指数が低かったことが主因だ。うち半導体業は134.55ポイントで30.11%上昇した。一方、液晶パネルと部品業は98.55ポイントで5.43%下落した。

 コンピューター・電子製品・光学製品業は前年同月比2.06%下落し、1年11カ月ぶりのマイナス成長だった。

 自動車と部品業は前年同月比20.15%下落、機械設備業は30.23%下落した。

 統計処は2月について、新型コロナウイルス感染拡大が製造業生産額に影響を及ぼすと懸念。一方で製造業生産指数は、半導体業の受注が満杯になっている他、前年同月は春節連休があったため、前年同月比18~23%上昇すると予想した。