ニュース 社会 作成日:2020年2月25日_記事番号:T00088505
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は24日、韓国の新型コロナウイルス海外旅行感染症情報を、中国と同じレベル3(警告、不要不急の渡航は中止)に引き上げると発表した。日本は現在レベル2(警戒、現地での防護措置を強化)だが、同センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長はレベル3との境界上と発言した。25日付経済日報などが報じた。
同センターは、外国籍は25日以降、台湾籍は27日以降に韓国から入境した場合、14日間の外出制限「居家検疫」を求めると発表した。また、日本など新型コロナウイルス海外旅行感染症情報レベル2と、レベル1(注意、現地での一般的な予防措置)を出している国・地域からの入境に対しては、14日間の「自主健康管理」を求める。
「自主健康管理」とは、▽手洗い、朝晩1回の体温測定、1日の行動記録▽外出時は医療用マスク(サージカルマスク)着用、公共の場所への出入りを控える▽発熱などの症状があれば、マスク着用の上、速やかに受診▽発病中は外出を控え、他人と話すときにはマスク着用の上、1メートル以上の距離を保つ──というもの。
同センターは25日、イタリアの新型コロナウイルス海外旅行感染症情報をレベル2に引き上げた。同ウイルスの海外旅行感染症情報は現在、▽レベル3(警告):中国、香港、マカオ、韓国▽レベル2(警戒):日本、シンガポール、イタリア▽レベル1(注意):タイ、イラン──が発表されている。
観光業に大打撃
長栄航空(エバー航空)は、4月末までに出発する韓国線の予約キャンセル、変更の手数料を免除すると発表した。中華航空(チャイナエアライン)傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)は、27日以降3月末までの台湾~韓国便を全便欠航すると発表した。
旅行最大手、雄獅旅行社(ライオン・トラベル・サービス)は、3月末までの韓国ツアーを全て取りやめる。
韓国の海外旅行感染症情報レベル3への引き上げを発表する陳衛福部長(中)。衛福部のフェイスブック(FB)には市民から「日本をレベル3に引き上げるべき」との声が相次いだ(24日=中央社)
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