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《新型肺炎》病院や交通公共機関、感染対策を強化


ニュース 社会 作成日:2020年3月2日_記事番号:T00088580

《新型肺炎》病院や交通公共機関、感染対策を強化

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、病院や公共交通機関が対策を強化している。1日付聯合報などが報じた。

/date/2020/03/02/18tra_2.jpg感染対策のため、床に座る行為と集合が禁止された台北駅メインコンコース。依然として座る市民の姿が見られた(1日=中央社)

各病院で面会制限

 各病院では、院内感染防止のため面会制限を実施している。台湾大学医学院附設医院(台大医院)、台北栄民総医院(タイペイ・ベテランズ・ジェネラル・ホスピタル)などは、付き添いは患者1人当たり1人に、面会は時間を制限の上2人に制限している。林口長庚紀念医院は、一般病棟の患者への面会を禁止する措置に出た。

 また、台北医学大学附設医院などは、外国籍の看護人の身分証確認を行っている。80代男性患者(第27例)が感染判明前に北部のある病院に入院していた際、看護人として外国籍の30代女性(第32例)が不法に雇われたが、この看護人が男性患者から感染したとみられる後に、他の患者の看護を受け持っていた問題を受けたもの。

交通機関も対策

 この看護人は、16~19日に台湾鉄路(台鉄)や台北都市交通システム(MRT)を利用していたことが分かっている。台鉄は、外国人労働者が交流のために集まることの多い、台北駅のメインコンコースなどで▽床に座る行為▽集合▽イベント実施のための場所貸し出し──を中止する措置を取った。台北MRTは、台北駅の板南線の改札1カ所にサーモグラフィーを試験設置し、体温が37.5度以上ある場合は乗車を拒否する措置を行っている。