ニュース 電子 作成日:2020年3月3日_記事番号:T00088610
音響機器大手、美律実業(メリー・エレクトロニクス)の黄朝豊総裁は2日、中国の立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)と合弁でベトナムに新設する工場について、早ければ7月に稼働すると明らかにした。同工場ではヘッドホンなどを生産する。3日付経済日報が報じた。
黄総裁は、ベトナム工場設置は米中貿易戦争のリスク回避が最大の目的で、既存顧客向けの生産が中心になると説明。現時点では完全ワイヤレスステレオ(TWS)イヤホンの生産は計画していないが、将来的に生産品目を追加する可能性はあるとした。
証券会社は、ラックスシェアはアップルのTWSイヤホン製品「AirPods(エアポッド)」を受託生産しているため、メリーがAirPods向けの受注を獲得する可能性は高いと指摘した。
メリーは先週、4,000万米ドルを投資し、ラックスシェアとの合弁会社をベトナム中部のベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)クアンガイに設立すると発表していた。資本金は2,400万米ドルで、メリーが51%、ラックスシェアが49%出資する。
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