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積水化成品、高機能発泡樹脂の販社設立


ニュース その他製造 作成日:2008年7月16日_記事番号:T00008863

積水化成品、高機能発泡樹脂の販社設立

 
 積水化成品工業(本社・大阪市北区、小野恵三社長)が、台北市内湖にピオセラン(ポリスチレン・ポリオレフィン複合樹脂発泡体)原料の合弁販売会社「台湾積水迅達」を設立し、6月から営業を開始している。新会社の資本金は300万台湾元(約1,035万円)で、董事長には中屋一徳氏が就任した。

 積水化成品は販社設置の理由として、液晶パネル・ディスプレイ関連の顧客対応のスピード向上や細かなニーズへの対応など「顧客密着」の効果や、情報収集力の強化などを挙げている。デジタル家電メーカーで使う緩衝材や、液晶パネル・カラーフィルターメーカーのガラス基板およびパネル搬送ボックス向けに、ピオセラン原料の販売を拡大していく考えだ。

 ピオセランは、加工プロセスにおいて汎用EPS(発泡ポリスチレン)成型機での成形加工が可能であるため、競合他社の類似樹脂による成形品に比べ加工コストを10~30%抑えることができ、自動車の部品やデジタル家電梱包材向けに広く使用されている。