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《新型肺炎》「居家検疫」対象者、公共交通機関の利用を禁止


ニュース 社会 作成日:2020年3月4日_記事番号:T00088635

《新型肺炎》「居家検疫」対象者、公共交通機関の利用を禁止

 交通部は3日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、14日間の外出が禁止される「居家検疫」の対象となる▽中国▽香港▽マカオ▽韓国▽イタリア▽イラン──に直近の滞在歴がある人について、空港から自宅や滞在先に移動するためのバスや都市交通システム(MRT)など公共交通機関の利用を禁止すると発表した。きょう4日より対象者は、家族や友人の車などで自宅や滞在先へ移動することができない場合、交通部が各空港に手配した専用のタクシーを利用することになる。4日付自由時報が報じた。

/date/2020/03/04/18taxi_2.jpg居家検疫の対象となる国・地域からの入境者は1日1,000人近く、うち600人が専用タクシーを利用すると見込まれる(3日=中央社)

 同措置は1週間の周知期間が設けられる。「居家検疫」対象者が11日以降に規定に違反して公共交通機関を利用した場合、10万台湾元(約36万円)以上、100万元以下の罰金が科せられる。

 専用タクシーは、自宅や滞在先が到着した空港から通常のタクシーの営業範囲内にある場合はメーターで運賃を支払う。ただ、桃園国際空港から通常の営業範囲外の目的地へ向かう長距離利用の場合は、空港が1カ月単位で借り上げた乗用車が提供され、料金は台湾高速鉄路(高鉄)の2倍となる(1,000元以下は1,000元に切り上げ)。