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国喬石化、泉州PP工場を年末着工へ


ニュース 石油・化学 作成日:2020年3月4日_記事番号:T00088645

国喬石化、泉州PP工場を年末着工へ

 国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)は2日、中国・福建省泉州市の泉港石化工業区へのポリプロピレン(PP)一貫生産工場建設に500億台湾元(約1,800億円)を投資する契約を締結した。年末に着工、2023年に稼働予定で、年産額は100億人民元(約1,550億円)に達する見通しだ。4日付工商時報が報じた。

 国喬石化は800畝(約53万3,330平方メートル)の用地にプロパン脱水素化(PDH)によるプロピレンとPPの一貫生産工場を建設する。1期の投資額は300億台湾元で、年産量はプロピレン60万トン、PP30万~45万トンを予定する。最終的な年産量はプロピレン100万トン、PP90万トンまで拡大する計画だ。

 業界関係者は、自動車にプラスチック材料を採用する動きが高まっており、自動車に使用されるプラスチック材料のうちPPの割合が3割以上と最も高いと指摘。現時点で中国の自動車のプラスチック材料使用割合は欧米よりはるかに低いため、伸びしろが大きいとの見方を示した。