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作成日:2008年7月16日_記事番号:T00008869
トウモロコシ粉など3品目、財政部が関税免除を計画
基幹物資の物価安定を目的に、「トウモロコシ粉」、「荒挽・粉砕トウモロコシ」、「トウモロコシの醸造・蒸留かす」の3品目の関税を、今年8月6日から来年2月5まで半年間免除する案が財政部関税司によって提案された。財政部関税税率委員会で検討された後、行政院の承認を経て実施されることになる。16日付工商時報が報じた。
財政部では食糧の国際相場高騰を受け、今年2月6日から8月5日まで小麦粉など8品目で輸入関税の50%引き下げを行っている。これが間もなく期限切れを迎えること、および立法院で関税法が改正され、基幹物資の政府による輸入関税調整権限が50%から100%に引き上げられることから、行政院物価安定チームは財政部に基幹物資関連情報の収集を指示していた。
トウモロコシは、米国の水害被害やバイオエネルギー原料として大量に使用されているため国際相場が高止まりしているが、小麦の国際相場は、2月のピークから36%下落するなど回復傾向にあるため、関税50%を維持する。また、大豆は従来からゼロ関税となっており、大豆粉の輸入のみに関税がかけられている。しかし輸入量が少ないため、作業チームは「大豆粉および粉砕大豆」の50%引き下げも提案した。