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《新型肺炎》桃園空港の6日入境者数、初の1万人割れへ


ニュース 運輸 作成日:2020年3月6日_記事番号:T00088699

《新型肺炎》桃園空港の6日入境者数、初の1万人割れへ

 桃園国際空港の運営会社、桃園国際機場公司によると、同空港の6日の入境予定旅客数は延べ9,174人で、1日当たりで初めて1万人を下回るとみられる。新型コロナウイルスの感染が世界各地に拡大している影響で、旅客数が激減している。6日付経済日報などが報じた。

/date/2020/03/06/13taoyuan_2.jpg桃園空港の掲示板には運航キャンセルの赤い表示が目立ち、人影もほとんど見られない(5日=中央社)

 同社の統計によると、春節(旧正月、2020年は1月25日)前から2月5日までは延べ10万人以上を維持していたが、それ以降は中国・香港・マカオを結ぶ便の運航停止が増加し、20日には4万5,000人まで減少。韓国線などの減便も拡大している上、大阪から帰台した旅行者の感染確認などで、消費者が航空機搭乗を控えるケースが増えている。同社は、日本での感染拡大が続けば、人数はさらに減少すると懸念している。

 同空港の売上高の約40%を占める免税店は旅客数の減少を受け、売り上げがほとんどない状況だ。また第2ターミナルで昨年改装オープンしたフードコートも、1日当たりの売上高が60万台湾元(約213万円)余りと、これまでの平均数百万元から大幅に落ち込んだ。