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《新型肺炎》2月の訪台旅行者、62%減


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年3月9日_記事番号:T00088704

《新型肺炎》2月の訪台旅行者、62%減

 内政部移民署の統計によると、2月の訪台旅行者は延べ35万6,000人と、前年同月比62%減少した。新型コロナウイルス感染拡大による旅行意欲減退、感染国・地域からの入境規制や検疫措置強化を受け、大幅減となった。1人当たりの消費額を4万台湾元(約13万7,000円)とすると、観光収入減少は240億元となり、業界への大打撃が見込まれる。7日付経済日報が報じた。

 2月の訪台旅行者は、中国本土からが6,000人で前年同月比97%減、中国以外からが35万人で48%減だった。

 静宜大学観光事業学系の黄正聡副教授は、重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した2003年4月の状況と似ており、当時より深刻と指摘。今後、日本やシンガポールの新型コロナウイルスの海外旅行感染症情報がレベル2(警戒、現地での防護措置を強化)からレベル3(警告、不要不急の渡航は中止)に引き上げられれば、旅行者数は大幅減少し、3月は2月を確実に下回ると分析した。