ニュース 商業・サービス 作成日:2020年3月9日_記事番号:T00088707
旅行最大手、雄獅旅行社(ライオン・トラベル・サービス)が6日発表した2月売上高は前月比33.45%減、前年同月比37.69%減の16億2,500万台湾元(約56億円)で、過去2年1カ月で最低だった。同社は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、中国への団体旅行が1月25日以降全面取り消しとなった他、日本、韓国、イタリアなどにも海外旅行感染症情報のレベル2(警戒、現地での防護措置を強化)以上が発表され、取り消しが相次いだためと説明した。7日付自由時報が報じた。
1~2月累計売上高は40億6,600万元で前年同期比10.44%減だった。業界関係者は、3~4月はさらに売上高が落ち込むと予測した。
同社は、4月末までの団体旅行キャンセルによる売上高に生じる損失は24億6,000万元と見込んでいる。同業他社の損失額は、▽五福旅行社、1億6,700万元▽鳳凰国際旅行社(フェニックス・ツアーズ・インターナショナル)、9,800万元▽山富国際旅行社、8,000万元──との見通しだ。
多くの旅行会社は現在、従業員に対し休暇取得を奨励している他、一部の従業員が既に休職(給与支給なし)を申請した。今後、感染拡大が短期間で収束しなければ、いわゆる「無給休暇(景気を理由とした労働時間削減、実際には有給を含む)」の実施も見込まれる。
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