ニュース 社会 作成日:2020年3月9日_記事番号:T00088719
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は8日、台湾での新型コロナウイルス感染確認者数は世界30番目の多さにとどまっており、比較的安全との見方を示した。95カ国・地域で感染者が確認されており、危険地域への渡航は控えるよう呼び掛けている。中央社電などが伝えた。
8日時点での台湾での感染確認者数は45人で、このうち1人が死亡、29人が隔離入院中(3人が比較的重症)だ。同日、新たに3人の退院が発表され、退院は累計15人となった。
第39例の女性、感染はエジプト
一方、ウイルスの全遺伝子配列(ゲノム)分析の結果、60代女性(第39例)に感染したウイルスは、イタリアなど欧州で流行している系統に属していることが判明した。女性は、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイとエジプトへの渡航歴があるが、分析の結果、エジプトでツアーガイドから感染したとみられる。外電はこの女性について、ナイル川クルーズ船の集団感染の感染元との疑いを示唆していた。
ウイルスの系統樹を示す台湾大学医学院の葉秀慧教授。同センターは、台湾で見つかったウイルスと第39例のウイルスの差は極めて大きいと指摘した(8日=中央社)
現時点で、この他4人に感染したウイルスの分析が完了しているが、いずれも中国・湖北省武漢市と関連する系統に属していた。
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