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《新型肺炎》ノートPC受託3社、2月減収幅25%以上


ニュース 電子 作成日:2020年3月10日_記事番号:T00088739

《新型肺炎》ノートPC受託3社、2月減収幅25%以上

 ノートパソコン受託生産大手、▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)▽緯創資通(ウィストロン)▽英業達(インベンテック)──が9日発表した2月連結売上高は、前月比25~40%の大幅減だった。新型コロナウイルス感染拡大を受けた中国工場での春節(旧正月、2020年は1月25日)連休延長に加え、稼働再開後の部品供給不足、従業員の職場復帰や募集の不調、交通規制などの影響が深刻だった。10日付経済日報が報じた。

 コンパルの2月連結売上高は、前月比36%減、前年同月比27.3%減の395億1,000万台湾元(約1,360億円)で、09年6月以降で最低だった。ノートPC出荷台数は160万台で、前月比90万台減だった。

 ウィストロンの2月連結売上高は、前月比25.8%減、前年同月比21%減の448億6,200万元で、16年5月以降で最低だった。出荷台数は、▽ノートPC、85万台(前月比15万台減)▽サーバー、12万台(4万台減)▽デスクトップPC、60万台(30万台減)▽モニター製品、60万台(横ばい)──だった。同社は、3月のノートPCとサーバーの出荷台数は前月比50%以上の増加、デスクトップPCは2桁増と予測した。

 インベンテックの2月連結売上高は、前月比40.7%減、前年同月比33.1%減の174億元で、07年8月以降で最低だった。ノートPC出荷台数は40万台で、前月比80万台減少した。